FXで気をつけること

FXで気をつけなければならないことは、その仕組みにあります。FXでは、レバレッジという仕組みを利用して、より大きな資金を運用できることが特徴になっているのですが、これは利益が大きくなる可能性がある反面、損失も大きくなる可能性があるのです。仮にレバレッジを100倍に設定していたとしましょう。ちなみに100倍というのはFXでも相当に大きなレバレッジで、少なくとも初心者はこんな数値に設定するのは避けたほうがよいと思われるくらいの大きさです。

この場合、為替相場がたった1%変動しただけで、利益はその100倍、つまり100%になる可能性があるわけですが、同時に損失が100%となる可能性もあるわけです。損失が100%ということはつまり元手を完全に失ったことを意味します。考えても見てください。我々はギャンブルをやっているわけではないはずです。

投資や資金運用をやっているわけで、元本割れどころではなく元手を完全に失うというのがどれだけ大きなことかは少し考えれば分かるはずです。もし為替相場が2%変動したとすれば、損失が200%になる可能性があります。これはどういうことかというと、元手を完全に失っただけでは済まず、その元手と全く同じだけの金額をさらに追加で支払わなければならないことに相当します。もちろんこれでは資金運用として適切とはとても言えませんから、それを防ぐ仕組みもあるのですが、基本的にはこのようなことになる可能性があるということなのです。

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