FXに潜むリスクとは
FXのリスクには、為替の変動リスク、流動性リスク、システムリスク、業者の信用リスクがあると言われています。為替の変動リスクというのは、日々の為替の変動により損失をこうむるリスクのことです。もっとも、この為替の変動が起こるから利益も出せるわけで、リスクとチャンスは背中合わせであるといえます。FXの為替の変動リスクに密接に絡んでくるのがレバレッジです。
預入証拠金の何倍もの金額の取引ができるのがFXの魅力ですが、あまりにも高いレバレッジにすると為替変動のリスクも高まりますから注意が必要です。流動性リスクというのは、為替市場の取引量が減り取引ができなくなるというリスクです。大きなテロや天災などの事件があったりすると起きる可能性があります。しかし外国為替市場はとても大きな市場なので、株式市場などよりもこのリスクが発生する可能性は低いです。
システムリスクというのは、取引に使うシステムに関わるリスクです。FXはパソコンを使い、インターネットを通じて取引をするのが一般的ですが、そのインターネット回線やサーバーなどのトラブルで取引ができない状態に追い込まれるのがシステムリスクです。このようなリスクにより取引で損をしたら大変悔しい思いをしますから、しっかりとしたシステム環境を構築して投資に臨みたいものです。最後の業者のリスクというのは、FX取引業者が倒産したり、業務停止したりして取引ができなくなるというリスクです。
昔は財務基盤が弱かったり不正行為を働く業者がいたりして、このリスクも馬鹿にできないものでしたが、今はだいぶ法整備なども進み業者リスクはだいぶ低くなっています。
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